メーカーの物流部門って何してるの?
具体的な仕事内容や待遇を知りたい!
このように思っている方は多いのではないでしょうか。
近年、SDGsや2024年問題、ドライバー不足などで物流業界の注目度は上がってきています。
その中で、メーカーとしては物流を軽視することができなくなり、物流業界出身の人材を欲しがる可能性が高くなってきています!
ただ、もしあなたがメーカー物流部門に入社したいと思うのであれば、絶対に主な業務は知っておくべきです!
面接時での受け答えに差が出てきますし、入社後にギャップを感じるのも嫌ですよね。
そこで、メーカー物流部門への入社・転職を考えている方へ、メーカー物流部門の仕事内容・年収や待遇も暴露していきます!
私は物流企業に約6年半勤め、その後メーカー物流部門へ転職しました
仕事内容や転職後の年収や待遇も暴露していきます!
メーカー物流部門へ転職を考えている方必見です!
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参考記事:物流からメーカーへの転職はできない?失敗しない転職先業界を紹介!
参考記事:メーカー物流部門の仕事内容と、年収や待遇を公開!(本記事)
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メーカー物流部門転職後の待遇
まずはメーカー物流部門転職後の待遇を公開していきます。
年収や休暇・残業時間が気になるところかと思いますので、それらを中心に暴露していきます!
年収
私の場合物流業界歴6年半で転職しましたので、20代後半でメーカー物流部門へ転職したことになります。
転職前は年収450〜500万円ほどでしたが、転職後は680万円ほどの年収となりました!
同じ物流企業で年収200万円アップさせるには、かなりの昇格が必要だったと思いますが、1年で200万円の年収がアップしたことになります!
なおdodaのデータによると、業界ごとに見た平均年収は、メーカーは第2位、物流は第9位です。(ここでは物流はサービスに分類されています)
そのため、物流からメーカーへの転職は年収アップの確率がかなり高いのです!
私の年収が上がったのは偶然ではなく必然と言えますね!
残業時間
転職後、私の残業時間の平均は大体20〜30時間ほどです。
メーカーは製品イメージを損なわないよう、コンプライアンスに厳しい傾向にあります。
そのため、残業時間は減らす動きが活発で、かなりワークライフバランスが取りやすい環境です。
製品特性や企業によると思いますが、繁忙期はかなり忙しくなることもあるため、一時的に残業が多くなる可能性というのは頭に入れておきましょう。
休暇
有給休暇は、メーカーはかなり取りやすいです。
物流業界と違い、目の前の作業を日々こなすわけではなく、ある程度中長期的に計画を組んで動くことが多いため、事前に仕事を済ませておけば有給休暇を取ることができます。
またメーカーは長期休暇が長いイメージがあると思いますが、実際非常に休みが長いです。
こちらも製品特性や企業にもよってきますが、工場をストップさせて全社的に休みとすることが多いため、GWやお盆・年末年始は長く休むことができます。
また当然、土日祝日は休みで年間休日日数は120日以上あり、長期休暇を含むと、あらゆる業界の中でもトップクラスに休暇が多いのがメーカーと言えます。
ただし、長期休暇の直前は物流部門はかなり忙しくなりますので、そこは覚悟しておきましょう。
物流業界とメーカー物流部門の待遇を簡単にまとめると下記の表のようになります。
物流業界 | メーカー | |
年収 | 450~500万円 | 約680万円 |
休暇 | 取りにくい | かなり取りやすい |
残業時間 | 40~80時間 | 20~30時間 |
メーカー物流部門の仕事内容
ではメーカー物流部門とは、どういった仕事内容かをご紹介していきます。
会社によって多少は変わる部分もあるかとは思いますが、大まかにはどのメーカーも、物流部門としてやることは決まっています。
メーカー物流部門へ転職を考える方は、仕事内容をある程度把握しておくことで、面接での受け応えも変わってくると思います。
また仕事内容の理解度によって、自己PRや志望動機の完成度も変わってくると思いますので、ぜひ参考にしてください!
製品の入出荷・在庫管理業務
まずメインのお仕事と言えるのは、製品の入出荷業務の管理です。
契約している運送業者と連携を取り、製品を安定して供給できるよう、日々の製品在庫管理や運送業者への運送依頼を行います。
製品の現物は工場や倉庫に置いてありますが、当然メーカー側でも製品在庫を知っておく必要があります。
そしてその在庫を、安定して全国の市場へ供給するため、運送業者へ輸送依頼を行うことが、メーカー物流部門の日々のメイン業務となってきます。
また、時には物流の乱れや工場での生産トラブルが発生することがあります。その場合は運送業者と連携を取り、納期遅れが発生しないように物流プロセスを導き出します。
普段はトラック輸送のところを、航空便・赤帽・JITBOX等、あらゆる手段の中から納期やコストに見合った手段を選択し、納期に間に合うよう運送業者と連携を取ります。
こういった場合、物流業界での知識や経験が特に活かされてくる場面となってきますよ!
物流企画業務
物流企画業務として、広い視野で物流改善を行うことも業務の一つです。
具体的にいうと、こういった部分を改善したり、新たな発案を行います。
- 最適な輸送ルートの確立
- 倉庫での在庫の保管効率改善
- 提携物流企業への指導・交渉
- 受発注体制の確立
一つずつ解説していきますね。
最適な輸送ルートの確立
物流コストを最小限に抑えた、最適な輸送ルートの確立というのが、今までメーカーが目指してきたものでした。
しかし、冒頭でもご紹介しましたが、2024年問題などでドライバー不足の加速が予測されています。
そのためメーカーは、今後はドライバー不足の影響も考慮し、鉄道コンテナ輸送・海上輸送といった選択肢を考慮しなければならなくなりました。
コストだけでなく、物流業界事情も考慮しながら物流改善を行う必要があるため、物流に詳しい人材は腕の見せ所といえる業務です。
倉庫での在庫の保管効率改善
製品の耐荷重や倉庫の高さなども考慮しながら、ネステナーを組み合わせての段積み保管をすることで、保管効率を上げて保管費を下げるといった改善を行います。
机上の空論ではなく、フォークリフトでの荷役のことも考慮に入れて発案しなければなりません。
物流現場管理の経験者でしたら、腕の見せ所と言えるでしょう。
提携物流企業への指導・交渉
提携物流企業へは、仕事を丸投げではなく、安全管理や梱包作業に関する指導を行う必要があります。
また作業費用に関する交渉・折衝というのも仕事のうちです。
物流現場経験者でしたら、危険ポイントや製品破損のリスクの発見・対策という部分で貢献をできるでしょう。
受発注体制の確立
当然ですが、発注があって初めて受注を行い、製品を出荷することができます。
そのためには受発注体制やシステムの構築の必要があります。
倉庫管理システム(WMS)など、システム面での多少の知識が必要になる可能性があります。
貿易関連業務
製品輸入日の管理や通関データ管理といった、輸入に関することも業務の一つになります。
製品や製品原料の輸入日をトラッキングし、遅延が発生していないかを確認することも大切な業務です。
遅延していた場合は生産遅れや欠品に繋がる恐れがあるため、遅延が判明した場合は他部署などとも連携を取りながら対応策を考える必要があります。
また輸入に必要な通関書類などの準備も業務の一環となります。
まとめ
メーカー物流部門の待遇と仕事内容をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
物流業界よりもメーカーの方が待遇は良く、転職するメリットはかなり大きいです。
また物流業界での経験は、メーカー物流部門で活かすことができ、今後さらに物流業界の人材が必要とされることが分かったと思います。
もし物流業界からメーカーやその他業界へ転職したいなら、下記たった4ステップです!
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参考記事:物流からメーカーへの転職はできない?失敗しない転職先業界を紹介!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!